Y  u  K  a  K  o  ,  D  i  S  q  U  e


U R A  R E V I E W
b y
m o m a x  &  r m k




TOMORROW MOON (97.12.16)
1曲目で思いっきり引いてしまった優香子マニアの方がさぞや多かったのではないで しょうか。何を隠そう私がそうでした。かつての脱力タメ息ロリ・ヴォイスに聴いて いる方もフラフラになるトリップ・ポップは一体何処に行ってしまったのだろうか。 あ〜ん、こんな力強いロックは優香子には似合わないよ〜ん。もう上田知華(プロデ ューサー)のバカバカバカって感じ。ワシの優香子に何さらすねんって感じ。でも2 曲目以降はなんとかいつもの優香子節が戻ってまいりますのでちょっと安心。このア ルバムを機に優香子が復活してくれたらばんばんざいなんだけど。
待ちに待っていた新譜の登場です。新譜というか、昔の録音のようですが…インナーにはレコーディングの日時が記載されてません。パリ録音のものもあるようです。幻の「キッチンから見える月」やプリテンダーズ"DON'T GET ME WRONG"クリソツな「アイリーン」はじめ、シンセをフィーチャーした、ニューミュージック風ポップスに仕上がってます(わからない?こんな説明)。ほんとうに、謎ばかり残してのリリース。どなたか真実を教えてください。

躁鬱 SO・UTSU (86.01.25)
1曲目でいきなり「ダメよ、ダメよ、無理よ(そこは、もっと上よ、そこじゃないわ)」なんて唄ってくれた日にゃ、あーた、モーホーの俺だって前立腺ぐらいは疼きます。秋元デブ康のカッコつけた歌詞を骨抜きにする優香子の歌唱力に実は発射寸前だったりしてね。うふふ。
コケティッシュな魅力の優香子さん。企画ものにしては素晴らしい愛と死への旅立ち。明るくなったと思ったらどーんと暗くなったり、まさに題名そのまんまの内容にシビれます。大村憲司、原田真二、財津和夫ほか曲を提供。やっぱりカ○ミ・カ○ィさんがラジオでかけていたおフランス臭さムンムンの「去年マリエンバードで」を聴いて鳥肌たっちゃった。趣味合いますわね(^.^;)>カ○ミさん

amino co d ji (86.09.05)
ロンリコ飲んで火を吹こう。アブサン飲んで地に沈もう。考え過ぎは禁物よ。阿片の甘い香りが漂ってきそうな架空のフランス映画のサントラ。ヴェルレーヌとランボーの愛憎に嫉妬したってはじまんない。そんなおこげやモーホー予備軍は優香子の再デビュー要求の署名運動でも始めましょう。
西平彰、日向敏文、矢野誠の3チーム編成による、甘美な夢の世界。秋元康作詞・矢野顕子作曲「マリー・ラフォレはもう聞かせないで」を聴くと、私は頭にリボンつけた女子が目に浮かんで困ってしまう。でも、本当にこれは名盤中の名盤! …署名運動しましょうか(笑)>momaxさん

POLYESTER (87.06.25)
優香子に夏は似合わないんだけどな。でもこのアルバムのテーマは真夏の亜熱帯の島のある一日だったりするの。だから、優香子もうふらふらになってる。かわいそうなぐらいろれつ廻ってないもん。しっかり優香子!腹筋50回したら夕方前には部屋に帰っていいぞ。
水着姿を想像できない優香子さんの3枚目はシンセサイザーが色鮮やかに舞う、戸田誠司(当時SHI-SHONENの人)が手がけたアルバム。細野晴臣作曲のアイドルぶっている「椿姫の夏」も収録。前作に背を向けて走り出した!…と思わせた傑作。

水と土 (88.07.21)
あれから半年過ぎましてあの亜熱帯の島も今は真冬です。う〜ん寒すぎて汗がでるぞ。真冬の亜熱帯ってなんかヘン。熱いんだけど冬だからって寒そうにしてるのね。沖縄の冬ってそうだったもん。ほとんどスクリッチ・ポリッチそのまんまのラスト曲で爆笑しないようにしてやってね。
ワールドミュージックへのアプローチ&ややアコースティック化(!)の水野正敏と優香子の二人三脚作品集。今までの大がかりなセットから引っ越し。毎回新たなスタイルをすすめていたのには何か訳がありそう。女優だから…。

薔薇のしっぽ (89.07.25)
日本語にフランス語の遺伝子を組み換えてしまった天才歌姫優香子のなみだ涙のラスト・アルバム。なんで引退したんや。優香子!俺に黙ってなんで行ってしまったんや。昭和天皇崩御のその年、優香子もいなくなってしまった。だから平成はつまんないんだ、きっと。薔薇の●●ぽなら俺持ってるけどな。えっ?違うって?ごめん。
映画「キスより簡単」に主演(<貴重)したり女優業と平行しながらもリリース。フレンチポップスをカバーしたりラテン寄りであったり(カルロス菅野という方と組んだ)オシャレな線。静かに燃焼していった名作。

早瀬優香子の盤
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正統派…(笑)

早瀬優香子の盤
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